ふたばバイスタンダーサポートカードの運用を開始します
~守ろう大切な家族 救おう尊い命~
救急現場で、応急手当を実施していただいた方へ感謝の意味を表す「バイスタンダーサポートカード」の運用を令和2年6月1日から始めます。
救急隊が現場に到着するまでの間、バイスタンダ―(現場に居合わせた方)が病気や怪我をした方(傷病者)に応急手当を行うとはとても重要ですが、非日常的でとても勇気がいる行動です。後日、実施者の心身に大きなストレスとなってしまうことがあります。
勇気ある行動に対する感謝の意味と応急手当を実施したことにより生じた不安や悩みをサポートするため、バイスタンダーサポートカードを配付いたします。
~配布の対象~
救急現場などで応急手当を実施していただいた方。
現場の消防職員が必要と判断した方。
~配布の方法~
救急現場へ出動している救急隊、消防隊が直接お渡しいたします。
バイスタンダーの方が心身に不安がある場合ご連絡下さい。折り返し担当した救急隊がご対応いたします。
~相談例~
自分の行ったことが気になって物事に集中出来ない。
救急現場のことが何回も夢に出てくる。
素手で血液に触れてしまったので心配である。
~その他~
現場活動優先のため、お渡しできない場合があります。
「ホームページを見て相談」「カードは紛失した」などの症例も対応出来る場合がありますのでご相談下さい。
傷病者の個人情報についてはお答え出来ません。
~お問い合わせ~
双葉消防本部 消防課 通信指令係 TEL:0240-25-8561
熱中症は予防が大事 ※双葉消防本部管内でも昨年度32名の方を熱中症で救急搬送しています
〜熱中症を予防して元気な夏を!~
夏に向けて、熱中症になる人が増えてきます。
熱中症を知って、しっかり予防し、楽しい夏を過ごしましょう!
~熱中症とは~
温度や湿度が高い中で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、体のだるさ、ひどいときには、けいれんや意識の異常など、様々な障害をおこす症状のことです。
家の中でじっとしていても室温や湿度が高いために、体から熱が逃げにくく熱中症になる場合がありますので、注意が必要です。
~熱中症防止×コロナ感染症防止で「新しい生活様式」を健康に~
「新しい生活様式」とは:新型コロナウイルス感染防止の3つの基本である①身体的距離の確保 ②マスクの着用 ③手洗いの実施や「3密(密集、密接、密閉)」を避ける、等を取り入れた日常生活のこと。マスクの着用により、熱中症のリスクが高まります。マスクを着けると皮膚からの熱が逃げにくくなったり、気づかないうちに脱水になるなど、体温調節がしづらくなってしまいます。暑さを避け、水分を摂るなどの「熱中症防止」とマスク、換気などの「新しい生活様式」を両立させましょう。
全国版救急受診アプリ ※愛称「Q助」 のご利用について
~症状の緊急度を素早く判定!!救急車を呼ぶ目安に!!~
突然の病気やケガが発生した時、救急車をよぶ? 自力で病院へ行く? 様子をみる?どうすれば良いのか悩んだ事はありませんか?
患者さんの状態(緊急度)を判定し、必要に応じた情報を提供するアプリ「Q助(きゅーすけ)」が消防庁で開発され、無料で提供されるようになりました。
~まず初めに~
急な病気やケガをした時にアプリ「Q助」を開いたのち、画面の指示に従って該当する症状を画面上で選択していくと、
緊急度に応じた必要な対応が分かりやすく表示されます。
例
↑画像をクリックするとPDFファイルが参照可能。
~緊急度が判定されると~
その後、119番に電話ができるようにアイコンが表示されたり、病院など医療機関の検索(隣県の情報も閲覧できるように厚生労働省の「医療情報ネット」にリンク)や、
タクシーなど受診手段の検索(一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会の「全国タクシーガイド」にリンク)が行える様にアイコンや説明文が表示されます。
また、救急電話相談窓口や小児救急電話相談事業の電話番号も記載されていますので、参考にしてください。
↑画像をクリックするとPDFファイルが参照可能。
~全国版救急受診アプリのダウンロード方法~
御利用の機種に応じて、下の2つから選択してダウンロードしてください。
○App Storeからアプリをダウンロードする場合はこちらをご参照ください。→App Store版
○Google Playからアプリをダウンロードする場合はこちらをご参照ください。→Google Play版
○こちらからWebサイトをご覧下さい。→Web版
全国版救急受診アプリ 「Q助」 紹介ムービー(約15秒)
救急車の適正利用について
救急車の適正利用にご協力を!
近年、軽い症状でも救急車を利用する人が増え社会問題になっています。このような状況が続くと、本当に救急車を必要としている緊急・重症な方を処置し病院へ搬送するための救急車到着を遅らせることになります。
119番通報する前に、救急車が本当に必要かもう一度考えてみてください。
こんな症状のときはすぐに救急車を!
・意識がない(返事がない)、朦朧(もうろう)としている。
・痙攣(けいれん)が止まらない。
・言葉が上手く喋れない(喋りづらい)、どちらかの手足の感覚が鈍い、力が入らない。
・大量の出血を伴う怪我。
・突然の激しい頭痛、胸痛、腹痛、高熱。
・交通事故にあった。
・熱中症になってしまった。
・広範囲に火傷を負ってしまった。
※その他いつもと様子が違う、おかしいと思ったら救急車を呼んでください!
救急車を呼ぶか迷ったときは・・・
・「福島医療情報ネット」ホームページ内に掲載されている各種相談窓口に連絡してみる。
・双葉消防本部消防指令センターに連絡してみる。
双葉消防本部 消防指令センター TEL:0240-25-8561
・総務省から刊行されている救急車有効利用のパンフレットを参考にしてみる。
左側の画像をクリックすると閲覧やダウンロード、印刷することが可能です。
消防車との連携活動について(PA連携について)
救急車と一緒に消防車が出動する場合があります!
「救急車を呼んだはずなのに、消防車が来た!」と驚くことがあるかも知れませんが、これは消防隊で救急活動の支援を目的とする「PA連携」と呼ばれる活動です。頭文字の
「P」は消防車「Pomper」、「A」は
救急車「Ambulance」を表しています。
どんなときに消防車と連携活動をするのか??
・高速道路や交通量の多い道路で救急隊員の安全確保が必要なとき
・道路や通路などが狭く救急隊だけでは搬送が困難なとき
・119番を受信した段階で心肺停止状態等で支援が必要なとき
・防災ヘリやドクターヘリを要請し支援が必要なとき、など
PA連携で同時に出動する消防車には救急処置に必要なAEDなどの資器材を積載しており、また消防隊員は救急資格を持っているため救急処置はもちろんのこと心肺停止状態の傷病者の方に対しても処置が可能です。
消防車がサイレンを鳴らして救急現場へ向かう場合もあるため火災と紛らわしいことがありますが、救命率の向上や搬送時間の短縮など様々な効果が期待できる活動ですので皆様のご理解とご協力をお願いいたします。