2016年11月10日(木)
平成28年11月1日(火)、浪江町において平成28年度多数傷病者対応訓練が行われました。
本訓練は、避難指示区域内(想定:帰還困難区域、実働:避難指示解除準備区域)の常磐自動車道において多数傷病者が発生したことを想定し、県内応援消防本部の出動手順及び双葉消防本部受援要領を再確認するものであり、福島県DMAT及び各関係機関との連携強化、初動体制の確立、医療機関とのネットワークの構築、放射線への理解を目的に、以下のとおり訓練を実施されました。
また、総務省消防庁からも視察に訪れ、訓練終了後に開催した意見交換会において、本訓練を含め、有事の際の対応について情報交換を行いました。
【訓練場所】浪江町地域スポーツセンター
【訓練想定】平成28年11月1日(火)10時30分ころ、常磐自動車道221.2キロポスト(帰還困難区域)において乗用車同士の正面衝突事故が発生、後続の大型バスが追突し多数の傷病者が発生した。
【訓練項目】@関係機関間の通報、応援要請 Aトリアージポストの設営 B現場指揮本部の設営 C事故車両からの傷病者の救出、トリアージ D現場救護所活動 E医療機関への傷病者搬送
【想定】交通事故発生
救助隊及び救急隊による要救助者の救出活動
救助隊によるドア破壊活動
現場にて医師による観察・応急処置を行う
現場指揮本部にて各隣接応援救急隊との活動方針の協議
大型バス内からの乗員救出
傷病者の一次集積所を設置
傷病者(歩行可能)を一次集積所へ移動させる
傷病者(歩行不可)を一次集積所へ移動させる
隣接応援救急隊(いわき、相馬、郡山、伊達の各消防本部)により一次集積所から応急救護所への搬送傷病者(歩行不可)を一次集積所へ移動@
隣接応援救急隊(いわき、相馬、郡山、伊達の各消防本部)により一次集積所から応急救護所への搬送傷病者(歩行不可)を一次集積所へ移動A
他消防本部との合同指揮本部を設営
救急指揮所にて各隊が傷病者情報の管理・共有を行う
屋内(サブアリーナ)入口にて、スクリーニング・第二トリアージを実施@
屋内(サブアリーナ)入口にて、スクリーニング・第二トリアージを実施A
屋内(サブアリーナ)入口にて、スクリーニング・第二トリアージを実施B
DMAT(災害派遣医療チーム)による収容された傷病者への処置@
DMAT(災害派遣医療チーム)による収容された傷病者への処置A
DMAT(災害派遣医療チーム)による収容された傷病者への処置B
県内広域応援隊への車両養生説明
県内広域応援隊による車両養生@
県内広域応援隊による車両養生A
福島県内広域応援救急隊が現場に到着
福島県内広域応援救急隊へ傷病者情報を伝え搬送依頼
福島県内広域応援救急隊により、応急救護所から順次傷病者を搬送@
福島県内広域応援救急隊により、応急救護所から順次傷病者を搬送A
福島県内広域応援救急隊により、応急救護所から順次傷病者を搬送B
応急救護所から傷病者(自力歩行可能)を医療機関に移動
訓練終了後、解散式を実施
福島県保健福祉部長あいさつ
双葉地方広域市町村圏組合消防本部 消防長あいさつ
浪江町副町長あいさつ
ふたば救急総合医療支援センター副センター長あいさつ
訓練参加機関(順不同)
行政機関:福島県、浪江町、県内各消防本部、福島県警察本部
医療機関:災害拠点病院等
そ の 他:NEXCO東日本、相双地方振興局、相双保健福祉事務所、福島県原子力災害対策センター、国立病院機構災害医療センター、ふたば救急総合医療支援センター
浪江町仮設診療所、日本赤十字社福島県支部、一般社団法人福島県医師会、一般社団法人双葉郡医師会、一般社団法人福島県病院協会、一般社団法人福島県薬剤師会、公益社団法人福島県看護協会
一般社団法人福島県歯科医師会、公益社団法人福島県柔道整復師会、公益社団法人福島県診療放射線技師会、安藤ハザマ・戸田建設・不動テトラ・淺沼組・岩田地崎建設特定建設工事共同企業体