2025年10月10日(金)
令和7年10月3日(金) 「令和7年度避難指示区域内における大規模火災対応訓練」を実施しました。

[指揮本部会議の様子]
各関係機関代表者が大熊町役場本庁舎2階会議室に集まり、災害概要の情報共有を図り、各隊の活動役割を確認しました。



[集結訓練の様子]
富岡消防署に応援隊の県内11消防本部、隣県の4消防本部(宮城県・新潟県・栃木県・山形県)が集結しました。双葉消防本部職員から訓練概要説明を受け、装備を着装(タイベックスーツ)し、各隊は消火訓練会場へ向かいました。





[消火訓練会場:前進指揮所]
各応援隊は、消火訓練会場の指揮所へ集まり、活動指示を受けた後、各消火活動へ移行しました。



[消火訓練①:ハイドロサブ・可搬ポンプ]
地元の大熊町消防団が可搬ポンプで防火水槽から仮設防火水槽へ給水作業を行い、双葉消防本部の大容量遠距離送水システム車(ハイドロサブ)が吸水を実施し、150㎜ホースを約500m延長し消火部隊へ送水しました。



[消火訓練②:県内隣接4消防本部]
県内隣接の4消防本部(いわき・相馬・郡山・伊達)は、前進指揮所の北側山林の延焼防止を図るため南側道路沿いに部署し、車両からの消火活動を実施しました。





[消火訓練③:県内広域応援7消防本部]
県内広域応援消防本部(7消防本部:福島・安達・須賀川・白河・会津若松・喜多方・南会津)については、小型可搬ポンプの取扱説明を受け、前進指揮所の西側山林の延焼防止を図るため、1トン水嚢(ウォーターバルーン)を設置して、小型可搬ポンプ(ミニストライカー)から吸水し放水活動を実施しました。





[消火訓練④:隣県4消防本部]
隣県消防本部(宮城県・新潟県・栃木県・山形県)は、前進指揮所の北側山林の延焼防止を図るため西側道路沿いに部署し、車両からの消火活動を実施しました。





[消火訓練⑤:自衛隊]
自衛隊は、ジェットシューターにて山林の焼け止まり箇所を中心に消火活動を実施しました。



[消火訓練⑥:福島県消防防災ヘリ]
福島県消防防災ヘリは、前進指揮所北側の山頂に向け散水活動を実施しました。



[鎮火確認]
ドローン映像伝送を活用し、鎮火確認を行いました。

[スクリーニング訓練]
各消火活動隊は、(仮想)帰還困難区域で活動を実施した事から、通常区域へ退域する前にスクリーングを受けるシナリオで訓練を行いました。





総務省消防庁広域応援室長の功刀岳秀様からご挨拶がありました。

訓練本部長である吉田淳大熊町長から訓練講評のご挨拶がありました。

福島県庁の椎名勉消防保安課長よりご挨拶がありました。

開催地代表の双葉消防本部金澤文男消防長が御礼挨拶を述べました。本訓練を通し、関係機関との連携強化および共通認識を深めることが出来ました。今後は、火災発生の未然防止並びに被害軽減に努めて参ります。

